苦い大根の煮物をリメイクで美味しく!失敗しない選び方と下処理方法

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大根の煮物が上手にできると、出汁や他の素材の美味しいところをしっかり吸い取ってくれていてとっても美味しいですよね。

それでもたまに「こんなはずじゃなかった」と言いたくなるような予想外の出来上がりになってしまうことがあります。

一体何が原因なのでしょうか。

せっかく作った大根煮ですから捨てるのはもったいないですよね!美味しく変身させるにはどうしたら?

次作る時はどうしたら良いのか、お伝えしていきます。

  • 出来上がった苦い大根煮のリメイク方法
  • 苦い大根煮を作らない方法
  • 美味しい大根の選び方

捨てるのはもったいない!苦い大根煮を食べきる方法

大根 煮物 苦い

「こんなはずじゃなかった!」

旬じゃない大根だとこういう事がありますよね。

でも、作った以上捨てるのは忍びない。

じゃあどうするか!

簡単にリメイクできる3品をお伝えします。

苦い大根煮を食べきる方法①カレーに入れる

大根 煮物 苦い

苦い大根煮のリメイク方法で一番簡単なのはカレーの具にすることです。

十分柔らかくなっているので煮崩れないように煮込みの後半で投入しましょう

カレーもサラサラの状態ではなく、ドロッとした仕上がりになるようにして大根を包みながら一緒に食べられる感じにします。

インスタントコーヒーやヨーグルトを加えて、マイルドになるように仕上げても良いかも知れません。

苦い大根煮を食べきる方法②シンプルにレモン汁で

大根 煮物 苦い

2つ目の方法も、とっても簡単です!

柑橘類を少し加えると苦味が和らぎます

失敗したなぁ…という大根の煮物を一旦鍋に戻し、温め直す手順の中ですだちやレモン汁を少しずつ加えると苦味が和らぎ、少し爽やかさのある味になります。

また、柑橘類の代わりにポン酢を入れても良いでしょう。

苦い大根煮を食べきる方法③手羽元と一緒に煮付ける

大根 煮物 苦い

甘辛く仕上げましょうということで、濃い味の鶏の手羽元煮の材料に使います。

砂糖と醤油を気持ち多めに入れて煮汁が絡みつくように仕上げましょう


じっくり煮詰めてることで、煮汁が絡み付く位に仕上げましょう。

手羽元を手羽先に変えても美味しいです。

苦くない大根煮を作るための対処法

大根 煮物 苦い

つぎに、苦い大根煮に仕上がらないために、調理段階で事前に対処する方法をお伝えしましょう!

下処理の一工夫だけでだいぶ苦味はなくなりますよ!

ここでは簡単な下処理2つをお伝えします。

厚めに大根の皮をむく

大根 煮物 苦い

煮た大根が苦くならないための対処法の一つが、皮むきの方法です。

皆様は大根の皮むきって、包丁でしてますか?

それとも便利グッズのピーラーで剥いてますか?

苦くなる原因の一つが、皮むきが不十分であることが上げられます

せっかく買ったんだから、出来る限り無駄にはしたくないのはよくわかります。

しかし大根って意外と皮と言われる部分は厚いんです。

今でこそハウス栽培などで、通年出回る大根ですが、大根の旬と言われるのは秋口から冬にかけてなので、早生大根は皮付近に苦味成分が強くでています。

早生大根は思い切りよく厚めに皮を剥き切るというということが大事です

輪切りにして断面をみると、外皮から少し内側に薄っすらと
線みたいなものが、グルリと一周しています。

そこを目安に思い切って包丁を入れて剥きましょう、これだけで大分苦味は無くなります。

大根を下茹でする

大根 煮物 苦い

厚めに皮を剥くだけで大分苦味はなくなりますが、それでも不安なら、「下茹で」をしましょう。

コツは米ぬかを使って茹でること

米の研ぎ汁でも良いのですが、精米率が高くなっている昨今研ぎ汁より米糠を使うほうが「雑味」を取ってくれます。

糠は下茹でが終わった後で、洗い流せば良いのです。

大根の煮物が苦い原因は?

大根 煮物 苦い

大根に苦味が出てしまうのはどうしてなのでしょうか?

  1. 大根の下部は苦味成分が多い
  2. 皮付近には苦味を含んだ筋が多い
  3. 旬でないと苦味が強い

先程もお伝えしましたが、本来通年出回るものではない根菜が、ハウス栽培や気候の変化で
いつでも食卓にのぼるようになりました。

それはそれで嬉しい事なのですが、やはり「旬」という最も美味しくなる季節から見れば
癖のある一手間が必要な作物となります。

専門家に言わせると辛味成分が、とか食べる部位がとか言いますが確かに扱いを知るというのは、失敗をしない為の大事な知識です。でもね…

家庭の食卓を預かる身としては、「美味しく食べて欲しい」という気持ちが一番に来るはずです。

それにはやはり面倒な話であっても、「丁寧」な仕事が必要になってきます。

特に煮物は「時間」と「手間」が大事な料理法なのできちんと皮を剥き、しっかり下茹でをして、仕上げは焦らずじっくりコトコト煮込みましょう。

大切な人に「美味しい」と言われたら、こんなに嬉しい事は無いはずです。

煮た時苦くない大根の選び方

大根 煮物 苦い

そうは言ってもやはり通年出回る大根は有り難いですよね。

では失敗しない買い物の仕方として、一体何を選べば良いのか?

曲がりの少ない真っ白な大根を選びましょう

たまにスーパーでも泥付き大根とか置きますが、結構「難有り」であることが多いです。

本来土に埋まった根菜類なのですから、曲がるのは当然なのですが、変形はどうしても部位によって苦い所も出来てしまいます。

「ひげ根」が白いのが鮮度のいい大根です


時間が立つとひげ根の根本が、少しずつ黒ずんできますのでそういったものは避けましょう。

まとめ|苦い大根の煮物をリメイクで美味しく!失敗しない選び方と下処理方法

大根 煮物 苦い

色々お伝えしましたが、本来は旬の時期のものを食べるというのは、美味しく食べることの「基本の基」だったります。

便利になって悪いことはありませんが、最近は「本当に便利なのか」と色々考えさせられる場面も多いです。

本当に美味しい季節を知って、美味しい季節のものを食べる
それが一番なのかも知れません。

  • 大根煮が苦い時の対処法
  • 下処理で大根煮を美味しく作る方法
  • 大根が苦い原因
  • 苦くない大根の選び方

それでも、下処理やリメイクで完全に苦味が消え去るわけではなく、「和らぐ」といった
表現が正しいのだと思います。

でも捨てるよりはずっと良いことだと思います。

農家さんが手間をかけて育ててくれた野菜を、苦いからと捨てるのではなくリメイクして最後まで食べきるのも、大切なことだと思うのです。

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