資本家や高齢者の目当てに独り身になった男性をたぶらかしその資産を奪うという後妻業とよばれる女性達。
映画や小説にも登場しますから言葉としての認知度はある程度ありますよね。

でもなんだか別世界と言うか、映画とかの物語の登場人物というような気もしますよね。

私、後妻業してるんです。
なんて普通やってても言わないもんね

それはたしかにそうだね!
そこで今回は後妻業と呼ばれる女性たちは実際に存在するのか?
という事を記事にしてみました。

たしかにそんな恐ろしい存在がいるのなら用心しないといけませんよね。
では実際に”後妻業”と呼ばれる女性達は存在するのでしょうか?
それでは見ていきましょう。
後妻業は本当にいるのか?

という事で、”後妻業と呼ばれる女性が存在するのか”という事ですが・・・
残念ながら後妻業と呼ばれる女性は存在するんです。
さすがにドラマや映画のように犯罪になるようなものは少ないのですが、遺産目当てで男性に近づく女性がいるのも事実です。
ではどんな男性がターゲットになってしまうのでしょう?
後妻業に騙されやすい男性

ざっくり言ってしまうと、孤独な資産家や社長などの富裕層の高齢男性です。
資産はあるものの、色々な理由があり孤独な生活を過ごす高齢男性は存在します。
特に年齢的には70代~90代の男性が狙われるケースが多いようです。
例えば妻に先立たれて子供とも、あまり交流がなくなってしまったケースなどです。

昔の男性って、あまり今ほど子育てに参加していないイメージがありますよね。
特に後妻業のターゲットになるような男性だと、仕事第一でバリバリ働いていた方がほとんどでしょう。
その為、「なんとなく気まずいから」という理由で親子の交流がなくなり、疎遠となってしまって孤独な状態となってしまいます。
そういった場合、たとえお金目的と薄々気付いてはいても、人のぬくもりを欲してしまうものですよね。

なんだか、複雑な心境になる話だね・・・

こうなってしまうと
今更、関係の修復も難しいだろうからね
でも後妻業の女性ってどうやってそういった男性と知り合っているんでしょう?
後妻業が相手を探している場所は?

ズバリ、後妻業をしている女性の多くは結婚相談所で相手探しをしているんですって。

ええ!
まさか結婚相談所も関与してるの?
違いますw
その理由は、単純に効率的にターゲットを探せるからです。
結婚相談所と言うのは登録の際に年齢や住所に加えて資産などを開示する必要があります。
さらに家族構成や職歴、年金支給額なんかの情報も筒抜けになってしまいます。

後妻業の多くは遺産や保険金などを相続する事が目的です。
その為、どんな環境で暮らしていて資産はどれくらいあるのか?という事が非常に大事です。

なるほど。
それならたしかに結婚相談所なら
必要な情報が簡単に手に入るね!
そして結婚相談所も、その女性が後妻業かどうかを判断する方法がないので対策のしようがないんです。

良かった。
てっきり結婚相談所もグルなんじゃないかと思っちゃったよ
仮に50歳以上離れた相手で違和感があったとしても、本人同士が良いと言えば結婚相談所はそれ以上介入することができないのです。
そう考えると、後妻業かどうかを判断することは不可能なのでしょうか?
後妻業の女性の特徴や、手口など見極める方法はないんでしょうか?
後妻業の特徴や手口は?

後妻業の女性の特徴や手口と言うとこんな感じです。
- 同居はせずに通っている
- 家財などを男性の自宅に運び込んでいる
- 自治会や近所付き合いをマメに行っている
- 遺産について、公正証書の作成を求められる
- 多額の死亡保険に加入させられる
ざっくり言ってしまうと、まず内縁の妻という事を既成事実化させつつ基本的に同居はしない。
といった感じですね。
もちろん実際に同居するケースもあるので一概には言えませんが・・・

そして遺産についての公正証書の作成を求められたり、多額の保険を掛けたりします。
内縁の妻の状態であると、遺産の相続ができないので公正証書の作成が必須となります。
実際に結婚をするケースもありますが、後妻業の活動を繰り返す女性は基本的に結婚はせず”内縁の妻”の状態を目指します。

なんだか段々、それっぽい話になってきたね
それは自身の戸籍が明らかに異常な状態になることを回避するためです。
相手の男性に戸籍を見られた時、結婚した男性が軒並み亡くなっているとさすがに異変に気付きますからね。

ここまで見て頂ければ、後妻業と呼ばれる女性がどのように活動しているのかが見えてきたと思います。
しかしこの記事をご覧の方は、身近に後妻業という女性との接点があまりない方が多いと思います。
その為まだあまり現実感がないですよね。
では現実で、後妻業として有名な人はいるんでしょうか?
後妻業で有名なのは?

後妻業として知られている女性と言えば2021年に死刑判決が確定した、関西青酸連続死事件の犯人・筧千佐子でしょう。
筧千佐子は2007年から2013年にかけて、男性4名を青酸化合物を使用して殺害しようとしました。
そのうち3名を実際に殺害しており、遺産や保険金などを受け取りました。

うーん・・・
これはひどいね・・・
逮捕後に認知症を発症したものの、もともと善悪の基準が歪んでいたとしか言えない犯行を行っています。
そして逮捕後に裁判にかけられ1審2審と死刑判決を受けて再審請求を行いましたが「人命軽視の態度が著しい」と棄却され、死刑が確定しました。
後妻業の女として有名な筧千佐子の関連記事

高齢男性が「後妻」に筧千佐子を選んだのには理由がありました。
逮捕当時の筧千佐子は特別美しいと感じさせるような養子ではないものの特別な魅力とテクニックを持っていたようです。
もともと頭の回転もよく、トークスキルも抜群だったといいます。
そんな筧千佐子の魅力や若い頃の画像、有名進学校を出た経歴や壮絶な生い立ち、白髪姿になった現在の姿まで、、、
関連記事はこちらにまとめています。
まとめ|後妻業は本当にいるのか

という事で今回は”後妻業は実在するのか?”という疑問に関しての記事でした。
- 後妻業は実際に存在する
- 後妻業は富裕層で孤独な高齢男性を結婚相談所で探している
- 後妻業は内縁の妻の状態を目指して活動する
- 後妻業で有名な女性は筧千佐子
たしかに後妻業と呼ばれる女性達は恐ろしい存在です。
でも昨今は孤独死も問題視されていますよね。
やっぱり孤独のまま最後を迎えるのは嫌ですよね。

これまた複雑な心境にさせられる話だね・・・
仮に現在交際している女性が後妻業だと分かったとします。
それでも最後を看取ってくれるその相手を受け入れてしまう気持ちは分からなくもないような気がします。

ですが、どちらにしろ虚しい結果になってしまう事に変わりありません。
高齢男性が結婚相手を探す際は、気を付けてもらえればと思うほかありませんね。