医師に絶望的な状態と言われるほどの大きな難病を2つ発症したにもかかわらず、それを克服し現在は医師として活躍する市川裕太さん。
同じ病気に苦しむ子どもを医師として助けるだけでなく、先輩患者として気持ちに寄り添う市川裕太さんの存在は患者さんにとって、とても大きな存在となっています。
そこで今回の記事では、そんな市川裕太さんについて調べました。
・市川裕太さんの出身小学校・中学校・高校・大学・大学院
・市川裕太さんが小学校の時に発症した難病について
市川裕太医師の出身高校は?

市川裕太さんは神戸高校出身です。
市川裕太さんと同姓同名のfacebookを見つけました。出身大学が兵庫医科大学であること、神戸市出身・在住という3点が一致しているので本人のアカウントで間違いないと思います。
神戸高校の偏差値

神戸高校は偏差値が77ととても高く超難関高校です。
兵庫県の公立高校の中ではいちばん偏差値が高く、私立高校を合わせても兵庫県の中で2位という偏差値の高さです。また、全国で見ても9800校中7位という偏差値の高さでした。
出身高校からも、市川裕太さんは医師になろうと勉強を頑張ってこられたことがわかりますね。
神戸高校の進学実績

偏差値からも分かるように神戸高校からは有名大学への進学者が多いです。2022年の神戸高校の進学実績は以下のとおりです。
京大 25人
旧帝大+一工 47人
国公立大(旧帝大を除く) 118人
医学部合格者 29人
早慶上理ICU 35人
GMARCH 7人
関関同立 472人
市川裕太医師の出身中学は?

市川裕太さんの出身中学校については明らかにされていませんでした。
しかし、市川裕太さんは小学校と高校が公立の学校に進学されていることがわかっています。中学校も同じように校区内の公立に進学されたのであれば、長峰中学校に通われていた可能性が高いです。
市川裕太医師が通った小学校は?

市川裕太さんは、鶴甲(つるかぶと)小学校を卒業されています。鶴甲小学校は、兵庫県神戸市にある公立小学校です。
つぎの章で詳しく紹介しますが、市川裕太さんは小学校時代に大きな病気を発症します。そのため、小学校時代は入院生活が続いた市川裕太さんですが、そんな大きな病気を乗り越え小学校の卒業式に参加することができたようです。
市川裕太医師は小学校時代に病気を発症

市川裕太さんは小学校の時にステロイド抵抗性ネフローゼ症候群と移植後リンパ球増殖症(PTLD)という難病を2つ発症しました。当時は医師からも絶望的と言われる状態だったようです。
市川裕太さんは小学校3年生の時に、ステロイド抵抗性ネフローゼという腎臓病を発症します。この病気には治療薬がありません。そのため小学校6年生の時には、末期の腎不全になります。母親の玲子さんから腎臓の移植を受けますが、再び再発してしまいます。
さらに、飲んでいた薬の影響で、移植後リンパ球増殖症という病気を発症します。これは悪性リンパ腫の一種で死亡率が高く、恐ろしい病気です。市川裕太さんは、咽頭や大腸にも腫瘍ができてしまいます。
命が危険な状態にまで陥った市川裕太さんですが、当時、未承認だった薬が移植後リンパ球増殖症に効いたという事例から、この薬に賭ける思いで試したところ無事病気が完治しました。しかし、市川裕太さんは今でも免疫抑制剤を飲み続けているようです。
この辛く大変な経験から市川裕太さんは、
自分と同じような子どもたちを笑顔にしたい
と考えるようになります。そのことがきっかけで医師を志し、現在は腎臓病の子供たちを助ける医師になられました。
市川裕太医師は3浪の末大学へ

医師を目指していた市川裕太さんは3浪の末、兵庫医科大学に合格されます。そのあとは、神戸大大学院に進学し、腎臓病の子どもたちを診察するという夢を叶えられました。また、神戸大大学院の「研修修了者からのメッセージ」に市川裕太さんの言葉も載っていました。
「その薬、苦いやつやな。先生も飲んでるで」「採血を失敗されたん? そりゃ痛いし怒るわな」
担当する小児科病棟で、市川さんは入院中の子どもたちに気さくに話しかける。自身と同様、腎臓病を患っている子が多い。医師として診療に打ち込みつつ、気持ちの分かる「お兄さん役」を務め、後輩たちの不安を受け止めている。
市川裕太さんは治療の辛さや入院の不安を自身も病気を経験したからこそ理解できると話しておられました。
自身も同じ腎臓病を患う患者であることから、腎臓病で苦しむ子どもたちに寄り添える唯一無二の医師になられました。
市川裕太医師を支え続けた両親について

難病と戦う市川裕太医師を支え続けた両親。
自分の息子が小学生で突如難病に襲われ、長期にわたる入院で様々な心労が重なっていたことでしょう。
そんな市川裕太医師を支えた両親とはどんな方たちなのでしょうか。
市川裕太医師の両親についてはこちらの記事でまとめています。
まとめ|市川裕太医師の高校などの学生時代について

自身も患者であり病気を経験したからこそできる患者さんの気持ちに寄り添った治療というのは、患者さんにとっても大きな助けになっていると思います。
自分が経験した辛い過去を人のために活かせるというのが、とても素晴らしいことだと思います。
さいごにこの記事で分かったことについて簡単にまとめます。
- 市川裕太医師は神戸高校出身
- 市川裕太医師は長峰中学校出身である可能性が高い
- 市川裕太医師は鶴甲小学校出身
- 市川裕太医師は小学校3年生から6年生にかけて、ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群と移植後リンパ球増殖症という難病を2つ発症した
- 難病を発症した経験から、市川裕太医師の夢は、「自分と同じような子どもたちを笑顔にすること」