日本で最大規模の被害を出した無差別テロ事件、「地下鉄サリン事件」に関わったオウム真理教。
あの悍ましい事件から約30年近くたちました。
そのオウム真理教元幹部の”美人信者”の一人、飯田エリ子さん。
そんな彼女の現在を調査しました。
飯田エリ子の現在|顔画像や年齢は?

飯田エリ子さんは、2023年時点で62歳になっています。
しかし、現在の顔画像については公開されていません。
飯田エリ子さんは、昭和36年(1961年)1月18日に神奈川県横浜市で生まれました。
短大卒業後デパート店員、日産火災海上保険に入社しますが、病弱だったことから、麻原彰晃のヨガ教室に通い始めたのがきっかけで入信します。
飯田エリ子さん23歳の時でした。
そんな飯田エリ子さん、病弱だったこともあり、服役中に亡くなったという噂もあります。
実際はどうなのでしょうか。
飯田エリ子の現在|服役中に死亡した?

飯田エリ子さんは2022年現在もご健在です。
確かに、飯田エリ子さんには死亡説が存在しています。
しかし、実際には大病を患ったものの、命は取り留めており、出所後は実家で生活しているそうです。
ではなぜ死亡説が浮上したのか、その理由としては下記があげられます。
服役中に大病を患い、2度の手術歴がある

飯田エリ子さんは、2002年8月25日に刑期満了で出所するまでの間に多くの症状と戦ってきました。
- ノイローゼ
- 聴覚過敏
- 脳内出血
まず、1996年10月の第一審後にノイローゼと本来ならば十分我慢できる音にも苦痛を感じてしまう聴覚過敏の症状も発生しています。
2002年、服役中には脳内出血で倒れ、2度の手術により、車いすに乗れるほど回復していますが、記憶に深刻な障害を背負っています。
記憶障害や右半身の麻痺など深刻な後遺症も残ってしまっています。
そして、飯田エリ子さんの死亡説が浮上した理由はもう一つあります。
実際に亡くなった元オウム真理教の女性幹部がいた

飯田エリ子さんの死亡説は、同じくオウムの女性古参幹部の一人である山本まゆみさんの死亡と勘違いされた可能性が高いです。
山本まゆみさんは
- 地下鉄サリン事件の逃亡犯・遠藤誠一への資金援助
- 男性信者逆さ吊り死亡事件
で逮捕されていましたが、飯田エリ子さんと共通する点がいくつもあるんです。
- 短期大学卒業
- 保険会社に勤務
- 1984年入信
- 1990年衆院選へ立候補
山本まゆみさんは、1996年に懲役1年4ヶ月の判決が下りましたが、その後にガンが発覚し、2007年に亡くなられています。
上記のことから飯田エリ子さんの死亡説が浮上したのではないかと推測できます。
飯田エリ子の現在|どこに住んでるの?

2002年8月に懲役6年6ヶ月の実刑を終え出所し、その後は東京郊外にある自宅で暮らしていました。
(一説では府中市とのうわさもあります。)
先に述べたように飯田エリ子さんは右半身麻痺を患っており、リハビリのため実家と病院を往復する毎日だったようです。
飯田エリ子の現在|家族は?

現在は消息不明ですが、
オウム真理教に出家した当時の飯田エリ子さんの父親は、会社役員で、豊かな家庭であったことが推測されます。
また、出家後に教祖である麻原彰晃や、同教団内の幹部である岡崎一明とも肉体関係があったようですが自身に子供はいないようです。
飯田エリ子の現在|教団との関係は?

現在は教団との関係はないと推測されます。
飯田エリ子さんは1998年9月10日の控訴審で懲役6年6ヶ月の判決が下され、2002年8月25日に刑期満了で出所しています。
出所後、「デイリー新潮」がリハビリを続けている飯田エリ子さんに取材を申し込んだところ、
顧問弁護士から「オウムに関わったこと、事件について深く反省しています」とコメントが寄せられたとのことです。
このことから、事件に対して反省しながら生活していることがわかります。
また、彼女はボツリヌス菌培養や拉致監禁致死事件に関与したと言われており、幹部の中でも重要な人物の一人で、教団の中では重要な役割も担っていたようです。
お布施をあつめる才能があり、なんと1カ月に2億円集めたとも言われており、
その能力はオウム真理教信者の中で1位だったとのこと。
彼女を知る人からは下記のような性格に関する情報がでています。
- 「普段はすごく優しい。困ったときは親身になって相談に乗ってくれる」
- 「女性幹部の中では俗っぽい。人間くさい人だった。親しみやすかった」
飯田エリ子さんが罪を犯したのは教団や教祖への盲信であり、本来の性格や本質は穏やかであったことが読み取れます。
先に述べたように反省していることも鑑みると現在は教団との関係がないことが推測されます。
まとめ|飯田エリ子の現在

今回はオウム真理教元幹部の”美人信者”の一人、飯田エリ子さん。
そんな飯田エリ子さんの現在の状況についてお伝えしてきました。
- 現在の消息は不明
- ご存命の場合の現在の年齢は62歳
- 服役中に死亡したという噂はデマで、刑期を終え出所している
- 自身の子供はおらず孤独な生活であることが推測される
- 出所後は反省しており、教団との関係はないと推測される
人としてもとても魅力的で才能があった彼女は、大病を患い、自身の罪に反省も見られることから、なんとも複雑な気持ちにさせられます。
オウム真理教が起こした数々の罪により命を落とした方々や後遺症に悩む方々がいるのは変わらぬ事実です。
二度とこのような事件が起こらないことを祈るばかりです。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。