榊英雄監督からの性暴力の被害を受けたことを告白した石川優実さん。
榊英雄監督が狙ったのが女優や女優のたまごだったことから、女優であることはわかるけど、若い頃はどんなことをしていたのでしょうか?
この記事では石川優実さんの若い頃について
- 石川優実さんの学生時代
- 石川優実さんのデビュー
- 石川優実さんの若い頃の活躍
- 石川優実さんの葛藤
- 若い頃の石川優実さんの経験を生かした活動
これらについてまとめています。
石川優実の若い頃

石川優実さんは2004年10月の高校3年生の時にスカウトされ芸能活動を始めました。
石川優実の学生時代

こちらの写真が学生時代の石川優実さん。
可愛らしくて学校でも目立っていたでしょうね!スカウトされるのも納得です!
ですが石川優実さん本人は、まさにこういった「人を見た目でジャッジする」ことに潰されていました。
世間はいつも「あの子かわいい」「あいつはブス」と人を見た目でジャッジしていて、女の子向けの雑誌には「愛され女子になるには」なんて文字ばかり。
「あの子かわいいよね」と聞けば、「言われない私はブスなんだ」って思い込んでいました。
「女は可愛くなくちゃいけない」「私はかわいくないから…」といつも悲観的でした。
そんな石川優実さんですが、グラビアアイドルの人気投票では常に上位に入るほどの人気でした。
石川優実のデビューはお菓子系アイドル

スカウト後最初のお仕事はお菓子系アイドルとして、主にお菓子系グラビア雑誌で活動していました。
「お菓子系雑誌」とは、1990年代前半から2000年頃にかけて流行った制服をフィーチャーしたソフトなお色気雑誌です。
雑誌『クリーム』がおこなったクリームガール総選挙では大差で1位になるほどの高い人気でお菓子系アイドルの代表格でした。
舞台や映画、DVDなど多くの作品に出演

2008年からは舞台や映画、イメージDVDなど多くの作品に出演するなど女優としても活躍しました。
こちらが2013年「Blue Sunshine」のイメージDVDです。

イメージDVDはこれまで30本以上もリリースし、どれも好セールスを記録するなど高い人気を誇っています。
可愛くないお前が悪い

石川優実さんがこういった作品に多く出演していたのには、子供の頃から刷り込まれてきた「かわいい」という言葉にありました。
「自分はかわいくないから、エロい露出をするしか道はない」と考えてしまったり、「キャンペーンガールの仕事がある」と騙されて“枕営業”をさせられたりといった体験をしてきました。
ただ、石川優実さんはおかしいと思わなかったわけではありません。
2004年のデビューから幾度となく周囲に相談してきたにもかかわらず、その度に「お前がしっかりしていないのが悪い」「可愛くないから、そのくらい露出しないと売れない」などと一蹴されてきたといいます。

こういったことが石川優実さんが子供の頃から刷り込まれてきた考えを助長してしまったのでしょう。
そんな呪縛から開放され新たな意思を持って活動をし始めたのが2017年でした。
石川優実呪縛が解けた後の活動

今は、女優やグラビアアイドルは卒業し、フェミニストとして活動をしている石川優実さん。
これまでの考え方に変化が出たのが30歳を過ぎた頃から。
きっかけは2017年、ハリウッド女優の告白をきっかけに性的被害のキャンペーン「#MeToo」が広がる中、ブロガーのはぁちゅうさんが過去に受けたセクハラを告白したことに触発されました。
石川優実さん自身がグラビア時代に受けたセクハラやまくら営業を“告白文”にまとめてネットで公表し、「#MeToo」に参加しました。

“告白文”には望んでいないのに露出の多い撮影を強いられたこと、テレビ局のプロデューサーに性接待を要求されたことなどを綴り大きな反響を呼びました。
“告白文”の公表で所属事務所を辞めると、グラビアの仕事が減り、葬儀屋のアルバイトを始めた石川優実さん。
女性へのパンプスの義務付けに疑問を感じたといいます。
自ら「靴」と「苦痛」を掛けた「#KuToo」を立ち上げ、性差によるハイヒールやパンプスの強制を禁止するようにネットで署名活動を開始し、現在では35000人近くの人が賛同しています。

石川優実さんが立ち上げた「#KuToo」運動をきっかけに、ハイヒールを楽しみたい時は履く、履きたくない人に強要しないという自由な選択肢がどんどん広がっていくといいですね。
また、「#KuToo」運動を機に、女性がフォーマルな場面でも履けるヒールの低い靴のプロデュースも行っています。
そして2019年には執筆活動も開始しました。
「#KuToo靴から考える本気のフェミニズム」では、フェミニズムを考えるきっかけとなる内容になっています。
男に従属するのが当たり前、女はバカで感情的。そんなふうに刷り込まれてきた長い歴史が、女性自身の価値観までも狂わせてきましたが、間違った価値観に目覚められるきっかけになる作品です!
2021年11月には「もう空気なんて読まない」を出版しました。
長い間、自分がブスだから露出しなければいけないとか、仕事をもらうために性接待をしなければいけないと刷り込まされてきた石川優実さん。
真面目な性格で、空気を読めちゃうから、嫌な露出の撮影も性接待もきっと自分が望んでるかの様に演じてきたはず。
そんなふうに自分自身の感情を押し殺して自分じゃない自分を演じて生きて来たんだと思います。
そして、大なり小なりこうして生きている人はたくさんいて、この本がきっと気づきを与えてくれるんじゃないかと思います。
まとめ|石川優実の若い頃は枕営業や性接待が横行していた?自分を押し殺してきた過去

現在フェミニストとして活動している石川優実さん。
この記事では石川優実さんの若い頃はどんなだったのか。
学生時代から、デビュー後どういったお仕事をしてきたのか、その時に感じてきたことなどについてまとめています。
そして、ずっと感じてきたことが今の社会活動につながっています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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