遺産相続が目的で犯された関西青酸化合物連続殺人事件の犯人筧千佐子(かけひちさこ)死刑囚。
そんな筧千佐子は年収1000万円以上の高齢男性を落とし、犯行に及んでいます。
また、筧千佐子はこの犯行によって8〜10億もの遺産を相続したと言われています。
今回の記事では、関西青酸化合物連続殺人事件の犯人・筧千佐子の現在についてまとめています。
・筧千佐子の現在の年齢や顔写真
・筧千佐子が現在収監されている拘置所について
・筧千佐子の認知症の進行具合
・筧千佐子が利用していた結婚相談所について
・筧千佐子の子供の現在
・筧千佐子の被害者の現在
筧千佐子の現在|年齢や顔画像
筧千佐子の生年月日は1946年11月26日ですので、現在は76歳です。
筧千佐子の現在の顔画像ですが、いちばん最新のもので2021年のときの画像が見つかりました。
こちらの画像は、毎日新聞が拘置所で筧千佐子に面会取材を行ったときのものです。
この時の筧千佐子の様子について毎日新聞の記事では、“肩まで伸びた白髪にTシャツ姿”、”逮捕当初よりも目元のしわがふえ、白髪が肩まで無造作に伸びている”と紹介されていました。
筧千佐子の現在|“女”は健在
これまで多くの高齢男性を手玉にとってきた筧千佐子。
女ばかりの獄中生活でも男を誘惑する癖は抜けていないようです。
標的になったのは獄中インタビューに成功した記者。
面会を重ねて筧千佐子からの誘惑を体験しています。
‹‹目の前にあるアクリル板の向こう側から、彼女はおもむろに切り出した。
「先生、ちょっと手え見せて」
私は彼女から見えやすいように、両手を目の高さに差し出す。
「先生、手えキレイやな。女の人よりもキレイちゃう?見てこれ、私なんてもうガサガサや」
彼女は自分の手を見せながら、話を続ける。
「私は昔オシャレやったんやけど、ここ入ってから、もう全然構わんくなったんよ。男の人がおらんのやもん。やっぱ、男の人がおらんと、そういう気にはならんわ」
そう口にすると、私の目をじっと見つめる。
京都拘置所の面会室。面会時間が終わる直前のことだった。脇の刑務官に促されて立ちあがった彼女は、面会室を出る前に二度こちらを振り返り、女の子が密会の別れ際に「また今度ね」と、未練を残すような表情を浮かべ、手を振って出ていく。
面会を重ねて十回目のときの一場面だ。
彼女の名は筧千佐子。このとき七十一歳になったばかり。››
今から5年前の話ですが、まだまだ心は“女”なんですね。
筧千佐子の誘惑を体験した小野一光氏の本はこちらです。
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筧千佐子は現在|どこの拘置所に収監されてる?
筧千佐子死刑囚ですが、現在は大阪拘置所にいます。
京都新聞の記事において、筧千佐子が現在収監されている拘置所の場所について言及がありました。
関係者によると、筧死刑囚は現在、収監先の大阪拘置所で、弁護人との面会には応じており、健康に問題はないが記憶が曖昧で、認知症の進行がみられるという。
こちらが2021年の記事なのですが、この時から認知症の症状が見られていたようですね。この記事から2年経った現在の筧千佐子の認知症の進行具合については次の記事で解説していきます。
筧千佐子の現在|認知症の具合は?
筧千佐子は現在も認知症ではあるものの、ゆっくりめな進行度合いだと思われます。過去にも認知症の診断を2回受けていますがどちらも犯行には影響しない範囲との診断でした。
また、2021年ごろには何度か面会取材を受けているので普通の会話ができる状態なのではないでしょうか。
筧千佐子死刑囚ですが、認知症を発症したのは逮捕後の2015年ごろからです。この時から、「認知機能の低下がゆっくり進行する懸念がある」と診断されています。しかし、この時点では「利害の判別は付き、公判で自己を守る能力はある」との診断でした。
また。2017年には、「軽度のアルツハイマー型認知症」と診断されています。しかしこの時点でも、「犯行に精神疾患の影響はない」との診断でした。
また、2019年に筧千佐子は記者に対してこのような発言をしています。
「飲んで死ねる薬があるなら飲みたい。ボケてないからね。いろんなこと覚えてるから。いいことも悪いことも」
筧千佐子の現在|登録していた結婚相談所は?
筧千佐子が利用していた結婚相談所は、川端マリッジ相談所です。現在はこちらの結婚相談所を検索しても何も情報は出てきませんでした。
また、こちらの結婚相談所は入会金はなく月会費が3000円でした。身分証があれば誰でも入会できました。また、入会すると会員者の写真やプロフィールが見れるようになっていて会いたい人がいれば対面希望を申し込むという仕組みになっていました。
結婚相談所の職員が当時の筧千佐子の様子について答えたインタビューもあります。
まさか、彼女がそんなことする人だったなんて、今でも信じられないんです。プロフィール文には、『趣味は読書、ガーデニング、お料理です』とか、『お相手に合わせる思いやりの気持ちを持っています』とか書いていて、優しいかたにしか見えなかったので…。
職員の方によると、筧千佐子はあんな事件を起こすようには見えなかったようですね。
筧千佐子の現在|子どもたちは?
筧千佐子には最初の旦那さんとの間に2人の子供がいます。長男が1970年生まれ、長女が1971年生まれですので、現在は長男が53歳、長女が52歳だとわかります。
また、筧千佐子が別宅として使用していた、大阪府堺市にある高級住宅マンションは、娘名義で購入されていたようです。
現在はそれぞれお子さんもいるとのことでした。
2人の子どもですが筧千佐子とは絶縁状態だとの噂があります。子どもたちからは面会はおろか、手紙が来ることもないようです。
筧千佐子の現在|被害者たちは?
筧千佐子が犯した関西青酸化合物殺人事件の被害者4人は、現在全員亡くなっています。
筧千佐子が起こした関西青酸化合物殺人事件とは、3人の男性が青酸化合物によって殺害され、1人が青酸中毒になるという被害を受けています。
1人は一命を取り止めましたが、2009年に79歳で死亡しています。
筧千佐子の被害者4人についての情報はこちらです。また筧千佐子は被害者男性4人とそれぞれ結婚しており、遺産狙いの犯行でした。
・被害者2人目(会社経営) 婚姻期間:2006年8月ごろ、死別→病死
・被害者3人目(農家・遺産家) 婚姻期間:2008年8月ごろ、死別→病死
・被害者4人目(大手電気機器メーカー管理職) 婚姻期間:2013年11月〜2013年12月ごろ→青酸カリ中毒
筧千佐子はこの事件で8〜10億もの遺産を相続したのではないかと言われています。
また、被害者は全員が高齢男性です。筧千佐子は結婚相談所に登録して被害者と出会ったようですが、こんなにお金持ちの男性ばかりとどうやって関係を縮めていったのか気になりますね。
そのことについて次の章で解説していきます。
筧千佐子が被害者と出会うまで
筧千佐子は逮捕されるまでの間に関西にある20箇所以上の結婚相談所に登録していました。そこで高齢男性の交際相手を探していたようです。
その時の筧千佐子の希望条件はこちらです↓
・歳は何歳でもいい(80〜90歳でも構わない)
・健康でなくてもいい
・初婚・再婚・離婚・死別も構わない
この条件から見ても、筧千佐子はかなりお金に執着していたことがわかりますね。
また筧千佐子がどのようにして、多くの男性を落としてきたのか気になりますよね。筧千佐子が利用していた結婚相談所の職員員はこのように語っています。
年齢より若く色が白いです。そんなにデブではなし、やせてはないし、男としてはなんらかの魅力がある。なにしろその話術にみな翻弄されるでしょうね。男を取り込む会話のトーンがいいし、テンポがいい。テキパキとして、自分の用件をちゃちゃっと伝えるテクニックを持ってますからね。
賢かったですね。愛想はいい。それでスニーカー履いてさっささっさ歩く。今回の事件がこれだけ大きくなったのは、そんだけ彼女の実力が発揮できたいうことじゃないですか。おたくらでも100人おったら95人は騙されるでしょうな。話題が豊富やもん。それでパッパッと言う。
読みがあるから、一つの会話に絞るんやなくて、こっちもあっちもと話をしながら、自分の望むほうに誘導するんですよ
筧千佐子は話術によって男性を落としてきたようですね。
筧千佐子の魅力について
多くの高齢者男性を手玉にとっていた筧千佐子。
特別美人というわけでもない普通の女性にどうして高齢男性は夢中になってしまったのでしょうか…?
筧千佐子の魅力とテクニックについてこちらの記事でまとめています。

そんなすごいテクニックを持った筧千佐子はどんな学生時代を送ってきたのでしょうか。
筧千佐子の高校時代
筧千佐子が男を虜にするテクニックの一つに、話題豊富でテンポの良いトークスキルがあります。
頭のキレが良くなければなかなか難しいものですよね。
なんと、筧千佐子の出身高校は偏差値70の県立トップクラスの進学校でした。
高校時代の卒アル画像も含めこちらの記事で紹介しています。

まとめ:2023年現在の筧千佐子
ここまで、筧千佐子の現在について紹介してきました。
また、筧千佐子は話術に優れていて、その話術によって男性を落としてきたのだとわかりました。そんな筧千佐子は、木村佳乃主演のドラマ『後妻業の女』の物語のベースになっているようです。
さいごにこの記事で分かったことを簡単にまとめます。
・筧千佐子は現在大阪拘置所に収監されている
・筧千佐子は2015頃から現在にかけてアルツハイマー型認知症であると診断されている
・筧千佐子が登録していた結婚相談所は川端マリッジ相談所
・筧千佐子の子供は2人!現在はそれぞれ子供がいる
・筧千佐子の被害者4人は現在全員亡くなっている