僅か22歳にして打率3割を記録し、本塁打は王貞治氏を追い抜き56本。
「村神様」と呼ばれるほど、そのその凄まじい実力を持つ村上宗隆選手ですが、メジャー移籍もそろそろでは?と騒がれています。
そんな村上宗隆選手ですが、今年8月の中日戦で5打席連続ホームランを記録したのも記憶に新しいですね。
ヤクルトファンに限らず、野球ファンなら村上宗隆選手の移籍はとても気になる話題のはず!
今回はそんな、村上宗隆選手のメジャー移籍の時期や、海外での評価について解説していきます。
この記事でわかること
- 村上選手がメジャー移籍する時期
- 村上選手は移籍についてどう考えているのか
- 海外では村上選手はどう評価されているのか
村上宗隆のメジャー移籍はいつ?

結論から申し上げますと、村上宗隆選手の移籍時期は「未だ不明」です。
これには、MLB(メジャーリーグベースボール)で規定されている、あるルールが深く関係します。
ではなぜ、村上宗隆選手の移籍時期が不透明なのか、MLBでの活躍の可能性も交えて、詳しく解説していきます。
村上宗隆のメジャー移籍は3年後が現実的?

実はMLBのルールでは、インターナショナル・フリー・エージェントに対して契約金額の上限を設けているのです。
この上限は年齢によって適用され、2016年には23歳未満から25歳未満へと引き上げられました。
インターナショナル・ボーナス・プールと呼ばれるこの労使協定は、過去に日本ハムの大谷選手のメジャー移籍についても「2019年までメジャーリーグ入りは厳しいのでは?」と分析されていました。
村上宗隆選手についても広域には同じような分析がなされており、「25歳以前に移籍してもマイナー契約しか結べない」「3年後の26歳での移籍が現実的だろう」と言われています。
但し、これはあくまで可能性の話であり、近いうちでの移籍はあり得ないわけではありません。現に先ほどの大谷選手は2018年に23歳でMLBにメジャーデビューしています。
当時、このことはアメリカ人からは「なぜ2年待って、その20倍ほどの契約金を受けないのか」と、かなり疑問がられました。
村上宗隆は早めにメジャーデビューすべき

村上宗隆選手にはすでにメジャースカウトが5、6人ほどきており、プロスカウトの間でも村上宗隆選手の存在は無視できないほど大きなものとなっているようです。
「メジャーで戦いたいのであれば、早いうちにアメリカの野球を経験すべき」と評論されることもあり、またMLBで活躍する村上宗隆選手をはやく観たいと思うファンも多いはず。
確かに、年俸のことを考えれば3年後まで待つべきかもしれませんが、村上宗隆選手の才能やその可能性を考えれば、とっくにMLB入りしていてもおかしくはないでしょう。
また村上宗隆選手の早期のMLB入りは野球界への大きな貢献になるはず。
村上宗隆選手の天才的な才能だけ見れば、労使協定の影響がもどかしく思えますね。
村上宗隆はメジャー志向はある?

MLBの規定の関係上、村上宗隆選手のメジャー移籍につい現状は厳しいようですが、村上宗隆選手自身は移籍についてどのように考えているのでしょうか。
これについて村上宗隆選手は「考えているけど、今ではない」と答えています。
とはいっても、村上宗隆選手は将来的なビジョンとしてメジャー移籍は視野に入れているらしく、それが実現する時は確実に来るだろうと予測されています。 高津臣吾監督からも、
「外に目を向けるのは大事なこと。そこ(メジャー)を目標に頑張りなさい」
引用元:Yahoo!ニュース
と、マスコミを通じてのエールを送られており、総合的には「高いメジャー志向をもっている」と見受けられます。
メジャーデビューについての見解を公表したのは2022年1月のこと、NHK BS1で放送されている「千鳥のスポーツ立志伝」にて、
日本一の4番に成長し、「メジャーは?」と聞かれ「もちろん…挑戦できる選手って少ない。プロ野球の中でも権利与えられるっていう選手は少ないんで。もちろんそのステージに立ちたいなっていう思いはありますけど、まだ今は下積みでしっかり練習して頑張りたいという思いです」
引用元:スポニチアネックス
と話しています。
そして同年8月2日の「ヤクルト VS 中日戦」では5打席連続ホームランを記録したのは記憶に新しいですね。
一般的に「ちょっと考えます」という考え方は「後ろ向き」と捉えられがちですが、この5打席連続ホームランという結果を見た上で「今は下積みでしっかり練習して」という部分を振り返ると、才能あるが故の意識の高さこそ感じられます。
恐らく村上宗隆選手は、実力者だからこそメジャー移籍を甘く見ていないのではないでしょうか。
制限が外れるまでの3年間を自分を高めるための期間と捉え、その間にできる限り自信を鍛え抜いておく。
相手がMLBだからこそ、決して安易に考えないといった、実力者としての厳しさと前向きな志が伺えるような気がします。
村上宗隆への海外の反応は?

確かな実力と高いプロ意識を持つ村上宗隆選手。
海外でもやはり「メジャー移籍」に関する反応が多い模様です。
海外メディアでも村上宗隆選手は「間違いなくNPBで最高のバッター」と称されており、「MLBはいつになるのか?」と熱い視線が注がれています。
8月3日にメジャーのトレード期日が過ぎた今尚、日本球界に対するスカウトの視線は集まる一方です。
村上宗隆選手はこれまで、112試合で45本の本塁打を記録しています。
このことについて米国CBSスポーツでは「60本塁打を目指しているのはアーロン・ジャッジだけではない」と報道されました。
反面、米総合スポーツメディアであるSporting Newsでは「ムラカミが渡米できるのは25年以降だ。でなければ、彼の才能に見合うだけの金額は得られない」と報道されており、アメリカでもMLBに来るのはもう少し待つことになるだろうと予測されているようです。
勿論、「才能に見合うだけの金額は得られない」とあるように、村上宗隆選手の実力を高く評価していることには変わりなく、総合的に見ると「あまりに天才すぎて、メジャー移籍が待ち遠しい」といったところでしょうか。
メジャー移籍を3年待ったとしても、村上宗隆選手がMLB入りするのは26歳となります。松井選手がMLB入りしたのが28歳、鈴木選手が27歳であったところをみても、十分早い段階でのメジャー移籍となります。
むしろ、現時点でMLBのスカウトからこれだけの注目を集めるというだけでも凄いことです。
既にマリナーズやヤンキースのプロスカウトから視察を受けており、海外からもかなり期待を集めていることがわかります。
そこまで高い実力を持つ選手だからこそ、下積みとしての5打席連続ホームランという結果というのも頷けます。
「MLB入りが待ち遠しい」というよりも、今後の村上宗隆選手の活躍と、それによる海外の反応の盛り上がりにさらなる期待が高まりますね。
まとめ|

では、今回のまとめに入りましょう。
- 村上宗隆選手のメジャー移籍時期は、現時点では不明
- それはMLBのルールにて、契約金の上限があるから
- 村上選手自身も、現在は下積み期間と思っている
- 村上選手は下積みを積んだ上で、メジャー入りを「したい」と思っている
- 今、米スカウトからの村上宗隆選手への視線が熱い
村上宗隆選手は実力と共に野球へのプロ意識も非常に高くもっており、また自身の野球に対し、可能性も高く感じているからこその「下積み」なのではないかと思いました。 メジャー入りすれば今以上の活躍は確実かと思いますが、だからこそ野球ファンとしては「楽しみは後に取っておきたい」ものですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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