メキシコのお祝い事で使われるピニャータは日本で言うくす玉のようなものです。
ピニャータを割ると中に入っているお菓子が出てくる仕組みになっているのですが、ハロウィンやクリスマスなどの行事に取り入れると子供たちはきっと大喜びです。
そして、このピニャータ実は簡単に作れるんです!そこで、行事を華やかにしてくれるピニャータの作り方についてご紹介します。
ピニャータに小麦粉を使うのはどうして?
ピニャータは新聞紙などの紙を風船に貼り付けて作っていくのですが、その時に糊の役割をしてくれるのが小麦粉です。
小麦粉はどこの家庭でもあるのではないでしょうか?ピニャータは買うこともできますが、日本ではあまり販売されておらず輸入品であることから1つ3000円前後と意外と高額です。
そこで今回は家にあるもので簡単にできるピニャータの作り方を紹介していきますね!
小麦粉を使ったピニャータの作り方|材料
ピニャータを作るときに用意する材料はこちらです↓
・小麦粉(薄力粉) 100g
・水 150ml
・9インチの風船 1個
・タコ糸(スズランテープ、余ったリボンなどでもOK) 30cm
・新聞紙 2枚
・折り紙 4枚
・サランラップ大の芯(包装紙の芯などでもOK) 1個
小麦粉を使ったピニャータの作り方|小麦粉の代用
ピニャータを作る際に小麦粉で糊を作ると紹介しましたが、小麦粉アレルギーのお子さんがいる家庭では使うことができないですよね。そこで小麦粉以外のもので代用する方法についても紹介します。
例えば糊はこのような材料でも作ることができます。
小麦粉を使ったピニャータの作り方
ピニャータの作り方について順番に解説していきます。簡単にできるのでぜひ試してみてください。
①新聞紙2枚を8枚に分ける
1枚の新聞紙を縦に半分、横に半分に切り分けてください。これで1/4のサイズの新聞紙が4枚できますよね。さらにもう1枚の新聞紙も1/4サイズに切り分けてください。
すなわち、2枚の新聞紙切り分けて1/4サイズの新聞紙を8枚用意してください。
②切り分けた新聞紙を細長く割く
前回の工程で8枚に分けた新聞紙を細長く割いていきます。幅3〜4cmの細長い新聞紙をたくさん作っていきましょう!
③小麦粉と水を流せる
小麦粉100gと水150ccをボウルに入れてよく混ぜてください。これで、風船に新聞紙を張るときに使う糊の完成です!
見た目がサラリとしているのでちゃんと糊の役割をしてくれるのか不安になりますが大丈夫です。小麦粉と水の分量をきちんと守って混ぜてみましょう。
④風船を膨らませる
風船を膨らませていきます。このとき、風船は20〜25cmくらいの大きさにするのがおすすめです。あまり大きく膨らませすぎると、あとから新聞紙を張る作業が大変になってしまいます。
⑤折り紙で模様をつくる
表面に模様として貼る折り紙を作成します。通常の折り紙を1/4サイズに切り分けてハート形や星形に切り抜いてみましょう。
ここは自由に作成して大丈夫です。いろんな色の折り紙を使ってカラフルにしてみるのも面白いのではないでしょうか。自由に好きな模様をつくってみましょう。
⑥風船に新聞紙を貼る
風船に小麦粉で作った糊を塗り、細長く割いた新聞紙を貼っていきます。
このとき、新聞紙同士が1cmずつくらい重なるように貼るのがポイントです。しかし新聞紙の重ね過ぎには注意が必要です!
重ねすぎると乾いたときにいくら叩いても割れなくなってしまいます。新聞紙を重ねるのは2枚までにしておきましょう。
また風船の結び目がある部分には新聞紙を貼らず、1cmくらいあけておきましょう。糊が乾いたときにそこから風船を割ってかたちを作ります。
⑦乾かす
新聞紙を全部貼り終えたら、糊が乾くまで待ちます。ピンチハンガーなどに吊るして置いておきましょう。完全に乾かすには丸一日ほどかかります。
⑧風船を割る
丸一日乾かしてカラカラになっていたら、中の風船を割ってみましょう。乾いているかの見極め方として触ったときにパリパリしていたらOKです。
新聞紙を貼っていない風船の結び目のところから、安全ピンなどで中の風船を割ります。
風船を割った後のピニャータは手で押すとペコペコするくらいの硬さが正解です。あまり硬すぎると叩いても割れなくなります。
⑨ガムテープで入口を補強する
風船を割った後のピニャータは風船の結び目だった部分があいている状態だと思います。その入口部分を補強するためにガムテープを貼ります。
⑩ガムテープを貼った部分に穴を開ける
穴が空いている部分の上から2cmほどの位置に千枚通しでタコ糸を通す穴を2つあけていきます。タコ糸が通る大きさの穴をつくるので、5mmほどの穴を開けましょう。
⑪穴にタコ糸を通す
⑩であけた2つの穴にタコ糸を通して輪っかをつくりましょう。これでピニャータを吊るせるようになります。
⑫折り紙でつくった模様を貼る
⑤で作った模様の折り紙も新聞紙の上に一緒に貼ります。
⑬中にお菓子を詰める
チョコレート、マシュマロ、アメなどなどお好みで好きなお菓子を詰めていきましょう。
軽めのお菓子を入れるのがおすすめです。あまり重さがあるものを入れてしまうと割る前にピニャータの表面が破れて落ちてしまうことがあります。
またピニャータが割れたときにお菓子が散らばって落ちてくるので粉々に割れてしまいそうなお菓子は避けたほうがよさそうです。
小麦粉を使ったピニャータの作り方|割れやすくするために
子どもの力ではなかなかピニャータが割れない!ということがよくあります。そんな時の解決策について紹介します。
目隠しを取る
ピニャータを割る時は目隠しをしてドキドキ感を味わいますが、小さい子の場合は目隠しをとって挑戦してみると割れやすくなります。
カッターでピニャータに切れ込みを入れる
何度叩いても割れないという時はピニャータにカッターで切れ込みを入れてみましょう。縦に数カ所切れ込みを入れてみると割れやすくなります。
ピニャータを割る棒をかえる
カッターで切り込みを入れても割れないのなら、ピニャータを割る棒を硬めのものに変えてみましょう。お子さんの力加減に合わせて、ピニャータが割れるように工夫してあげましょう。
またこちらの記事では新聞紙でピニャータを作る方法について紹介していますが、新聞紙の部分を半紙に変えて作ったほうが割れやすいという情報もありました。
小麦粉を使ったピニャータの作り方|中に詰めるお菓子
ピニャータが割れて中に入っていたお菓子が下に散らばるので、衛生的にも個包装になっているお菓子を入れましょう。
また、ここではピニャータに入れるのに向いているお菓子、向いていないお菓子について紹介していきます。
ピニャータに向いているお菓子
ピニャータに入れるのに向いているお菓子はこちら↓
ピニャータに向いていないお菓子
ピニャータに入れるのに向いていないお菓子はこちら↓
クッキーやおせんべいのように硬いお菓子は落ちたときに粉々に割れやすいです。またチョコパイのように柔らかいお菓子も下に落ちたときの衝撃で潰れてしまいます。
下に落ちたときに割れたり、潰れそうなお菓子は避けたほうがよさそうです。
お菓子だけではなくおもちゃを入れるのもあり!?
下に落ちても崩れないようなものなら、アレンジを効かせておもちゃを入れてみるのも楽しいかもしれません。お菓子だけでなくおもちゃも出てきたら子どもたちは喜びそうですよね!
しかし落ちたときに壊れにくく、柔らかい素材のおもちゃを入れるようにしましょう。例えば、こんなおもちゃを入れてみるのがおすすめです↓
小麦粉なしのピニャータの作り方
ここまで小麦粉をつかったピニャータの作り方について紹介してきましたが、ピニャータは小麦粉を使わなくても作ることができます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、「小麦粉が家にない!」という方はぜひこちらをご覧ください。

まとめ:小麦粉を使ったピニャータの作り方
おうちで簡単に作れるピニャータについて紹介してきました。
ピニャータがあると、ハロウィンやクリスマスといった行事が華やかになりますよね。また中から何が出てくるか割ってみないと分からないドキドキ感が子どもたちにとって楽しい思い出になるのではないでしょうか。
また家にある材料や100均で揃う材料で簡単に作れるため、夏休みの自由研究に子どもと一緒につくってみるのもよさそうです。ぜひ親子でピニャータ作り、試してみてください!