12歳で日本3位となりスーパー中学生と言われた水泳選手・今井月さん。
そんな今井月さんはスランプを乗り越えて6年ぶりに日本代表へと返り咲きました。
今回はそんな今井月さんについて紹介します。
この記事でわかること
- 今井月の出身高校について
- 今井月の高校時代の水泳での成績
- 今井月の高校卒業後について
- 今井月の高校入学までの活躍について
今井月の出身高校は?

今井月さんの出身高校は、
豊川高等学校 スポーツ選抜コース
です。
岐阜県出身の今井月さん。
高校時代は東京オリンピック目標に、親元を離れ寮生活を送りながら水泳に打ち込みました。
豊川高校はスポーツコースを設置していることからも分かるように、スポーツに力を入れている高校です。
とくに水泳部や駅伝部が県内では強豪として知られており、多くの競泳選手を輩出しています。
- 森山幸美選手
- 川本武史選手
- 小西杏奈選手
- 堀畑裕也選手
- 冨田尚弥選手
中学生の頃から水泳で記録を残し世界大会経験もした今井月さんなので、より高いレベルを求めて豊川高校に入学されたのでしょう。
そんな高校時代の成績については次の章で紹介します。
今井月の高校時代の成績

今井月さんは高校時代、オリンピックへの出場も果たしています。
そんな今井月さんの高校時代の水泳の成績について学年ごとに紹介していきます。
今井月の成績【高校1年】

高校1年生の今井月さんは、7つの大会に出場し、5個の記録を更新しています。
【高校1年】
- 日本選手権
100m平泳ぎ4位
200m平泳ぎ3位
200m個人メドレー2位※世界ジュニア新 - ジャパンオープン
100m平泳ぎ3位
200m平泳ぎ3位
200m個人メドレー4位 - リオオリンピック
200m個人メドレー15位 - インタハイ
100m平泳ぎ優勝
400m個人メドレー2位
800mリレー6位
400mメドレーリレー優勝 - 夏JO
CS・400mメドレーリレー優勝 - 国体
少年B・100m平泳ぎ優勝
少年B・200m個人メドレー優勝※大会新
少年B・400mリレー2位
少年B・400mメドレーリレー4位 - 春JO
CS・100m平泳ぎ優勝
CS・200m平泳ぎ優勝※大会新
CS・200m個人メドレー優勝※大会新
CS・400mリレー3位
CS・400mメドレーリレー優勝※高校新
今井月の成績【高校2年】

高校2年生でも今井月さんは7つの大会に出場しています。
そこでも3つの大会新記録更新しています。
【高校2年生】
- 日本選手権
100m自由形予選9位で準決勝棄権
100m平泳ぎ5位
200m平泳ぎ4位
200m個人メドレー2位 - ジャパンオープン
100m自由形6位
200m自由形B決勝8位
100m平泳ぎB決勝1位
200m平泳ぎ5位
200m個人メドレー3位 - 世界選手権
200m個人メドレー5位 - インターハイ
100m平泳ぎ優勝
200m平泳ぎ優勝
400mリレー優勝
800mリレー2位
400mメドレーリレー2位 - 夏JO
CS・100m自由形優勝※大会新
CS・200m自由形優勝
CS・200m個人メドレー優勝※大会新
CS・400mリレー2位
CS・400mメドレーリレー優勝 - 国体
少年A・100m自由形2位
少年A・200m平泳ぎ優勝
少年A・400mリレー3位
少年A・400mメドレーリレー2位 - 春JO
CS・200m個人メドレー優勝※大会新
今井月の成績【高校3年】

高校3年生の今井月さんは4大会に出場し2つの記録を更新しています。
【高校3年生】
- 日本選手権
100m平泳ぎ4位
200m平泳ぎ4位
200m個人メドレー4位 - ジャパンオープン
100m平泳ぎ4位
200m平泳ぎ21位
200m個人メドレー4位 - インターハイ
100m平泳ぎ優勝※大会新
200m個人メドレー優勝※大会新
400mリレー優勝※大会新
800mリレー3位
400mメドレーリレー優勝 - 国体
少年A・100m自由形2位
少年A・200m平泳ぎ優勝
少年A・400mリレー4位
少年A・400mメドレーリレー3位
今井月|高校卒業後は?

今井月さんの高校卒後は大学に進学し、水泳競技を続けています。
進学した大学や競技成績について見てみましょう。
東洋大学に進学

今井月さんは高校卒業後は東洋大学法学部へ進学されました。
東洋大学には北島康介さんを育てた平井伯昌コーチいらっしゃいます。
これまでの実績から複数の大学が今井月さんを勧誘していましたが、東洋大学への入学を決めました。
高校卒業後はスランプに悩まされた今井月
大学進学後は大きなスランプに悩まされました。
思うような泳ぎが出来ず、結果が出ない負の連鎖に陥ります。
残念ながら東京オリンピック出場とはなりませんでした。
大学4年でスランプを乗り越えた今井月
そんなスランプを乗り越えて2022年(大学4年生)には日本選手権で女子200m平泳で優勝されました。
このときの記録は自己ベストとなる2分22秒98でした。この大会で6年ぶりとなる日本代表へと返り咲きました。
その試合後のインテビューで今井月さんはこのように話していました。
「ここに来るまでは、本当に上手くいかないこともたくさんあったんですけど、最後は本当に自分を信じるしかなくて、良い状態で(レースを)迎えたかなと思います。200(メートル)は代表に入りたいと思っていましたし、2分22秒台がでると思ってなかったので、すごくうれしかったです」
今井月|大学卒業後

2023年4月からは東海3県を中心にスーパーを展開するバローホールディングスとのアスリート所属契約を結びました。
今井月さんは「水泳が仕事になった。今まで以上に頑張らないと」と話していました。
現在は2024年に開催されるパリオリンピック出場を目指し日々努力されています。
また池江璃花子さんとは学生時代から切磋琢磨し合ってきた仲のようで、その関係は今も変わらないようです。
当時(16年リオ五輪、17年世界選手権など)はお互いに高校生だったので、若さと勢いで今よりは何も考えずに水泳をしていたと思います(笑い)。でも社会人になって、日本代表になって、いろんな人に注目を浴びながら戦っているけど、2人ですることは何も変わらないし、しょうもない話で盛り上がったりしていました(笑い)。璃花子と一緒に代表に入るとうれしいけど、これからは代表に入るだけじゃなくて、お互いもっと結果を残せたらいいなと思います。
今井月|高校入学前は?

東京オリンピックを目指し、親元を離れて過ごした高校時代。
そんな今井月さんは、高校入学前はから水泳で素晴らしい成績を残しました。
幼少期の今井月

3歳から兄の影響で水泳を始めたという今井月さん。
幼稚園の年長時には
- 自由形
- 平泳ぎ
- バタフライ
- 背泳ぎ
を極めていたと言うから驚きです!
小学生時代の今井月

岐阜県出身の今井月さん。
小学校は地元の
岐阜市立七郷小学校
に通っていました。
入学後は地域の大会で活躍し、小学2年生のときには国内最大の大会である全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳春季競技大会に50m平泳ぎで出場しています。
8歳の誕生日に母親を亡くし、以降父親に支えられながらスイミングを続けてきました。
小学6年生では多くの学童記録を更新しています。
【小学6年生】
- 夏JO 11-12歳
50m平泳ぎ3位
100m平泳ぎ優勝※学童新
CS200m平泳ぎ6位※学童新 - 短水路日本選手権
100m平泳ぎB決勝7位※予選で学童新
200m平泳ぎB決勝2位※学童新 - 春JO 11-12歳
50m平泳ぎ優勝※学童新
100m平泳ぎ優勝※学童新
200m個人メドレー優勝
中学時代の今井月

今井月さんが進学したのは、
岐阜市立岐阜西中学校
です。
中学校では、オリンピック出場経験者と互角に戦い注目を集めました。
【中学時代】
- 日本選手権
50m平泳ぎ25位
100m平泳ぎB決勝2位
200m平泳ぎ3位 - ジャパンオープン
50m平泳ぎB決勝6位
100m平泳ぎ5位
200m平泳ぎ3位 - 全国中学
100m平泳ぎ優勝
200m平泳ぎ優勝 - 夏JO 13-14歳
50m自由形24位
100m平泳ぎ優勝
CS200m平泳ぎ2位 - 春JO 13-14歳
100m平泳ぎ優勝
200m平泳ぎ優勝 - 日本選手権
100m平泳ぎB決勝1位
200m平泳ぎ5位 - ジャパンオープン
50m平泳ぎ18位
100m平泳ぎB決勝1位
200m平泳ぎ3位 - 全国中学
100m平泳ぎ優勝
200m平泳ぎ優勝 - ジュニアパンパシフィック
100m平泳ぎ3位
200m平泳ぎ優勝
400mメドレーリレー2位 - 春JO
100m平泳ぎ優勝※中学新
200m平泳ぎ優勝
200m個人メドレー優勝 - 日本選手権
50m平泳ぎ16位
100m平泳ぎ2位
200m平泳ぎ3位※中学新 - ジャパンオープン
50m平泳ぎB決勝3位
100m平泳ぎ4位
200m平泳ぎ3位 - 全国中学
100m平泳ぎ優勝※大会新
200m平泳ぎ優勝 - 世界ジュニア
50m平泳ぎ9位
100m平泳ぎ5位
200m平泳ぎ4位
400mリレー4位
400mメドレーリレー3位 - 国体
少年B・100m平泳ぎ優勝※大会新
少年B・200m個人メドレー優勝※大会新
少年B・400mメドレーリレー9位 - 春JO
CS・200m個人メドレー優勝※中学新
まとめ|今井月の高校について

中学時代から記録を残し、スーパー中学生と呼ばれていた今井月さんですが、大学時代には大きなスランプに悩まされていたことがわかりました。
そんな困難を乗り越え大学4年生で出場した日本選手権では自己ベストを記録しました。
2024年に開催されるパリオリンピック出場に向けてまだまだ成長した姿を見せてくれるであろう今井月さんのこれからの活躍に期待したいですね!