「蜜月」の公開中止となり榊英雄監督が複数の女優に対して性的な行為を強要していたことが明るみに出ました。
今回勇気を出して告発してくれた被害女性の1人石川優実さんが、榊英雄監督との出会いから詳しく語ってくれているので、まとめました。
また、榊英雄監督のわいせつ行為が2016年に一度週刊誌に取り上げられたのですが、2022年まで野放しにされていました。
この記事では
- 石川優実さんと榊英雄監督の出会い
- 榊英雄監督からの性行為の要求
- 裸の自撮り画像の要求
- 2016年わいせつ行為が取り上げられた『週刊大衆』記事と性暴力で捕まった高畑裕太さんについて
この様な内容でお伝えしていきます!
石川優実の告発文まとめ

石川優美さんは、2022年2月11日自身のブログで「日本の映画界には地位関係性を利用した性行為の要求が当たり前にあったな、という話」という題目で投稿がありました。
その10日後、榊英雄監督最新映画「蜜月」の撮影カメラマンである早坂伸さんから石川優実さんへ連絡が来たんです。
カメラマンの早坂さんは、石川優実さん出演の2016年公開の榊英雄監督映画「裸の劇団~いきり立つ欲望~」の撮影カメラマンでした。
早坂さんは石川優実さんの記事を読み、今度の榊英雄監督の映画は性被害がテーマであること。
石川優実さんのブログに書いてあることが本当ならば許せないことだと話しました。
そしてその後、同じように被害を受けたという人が出てきて、週刊文春の取材を受けることになったのです。
榊英雄と知り合うきっかけ

石川優実さんが榊英雄監督と出会ったのは7年以上前、榊英雄監督が出演するとあるトークイベントでした。
イベントに行くことを石川優実さんがツイートしたのがきっかけでした。
当時役者をしていた石川優実さんは、監督と知り合う場を求めていました。
石川優実さんのツイートを見た榊英雄監督からDMが送られてきました。
内容はイベントに「ミニスカートで来てね」というような内容と「次作に出演願いたい」といった内容でした。
榊英雄が監督という立場を武器に性行為を要求

その後、榊英雄監督が作る映画「裸の劇団~いきり立つ欲望~」への出演が決まりました。
本読みの日にお尻を触られ、準備期間中にホテルや彼の事務所のマンションに呼ばれて行き、避妊することなく性行為に及んだのです。
この時の石川優実さんは、榊英雄監督に一切抵抗や拒否をしていませんでした。
俳優であり、キャスティングされる側の自分にそんな事できる権利があるとは思っていなかったのです。

むしろ、自分から望んでいたかのような反応をしたと思います。
そういうふうに教えられました。
それも役者の仕事のうちのひとつだと。
映画の撮影が終わり、榊英雄監督が次の作品の準備などに入りました。
ドラマ作品の撮影現場が石川優実さんの家から近く、「家に行っていいか」というLINEが頻繁に来るようになりました。

石川優実さんは寝ていたり家にいないふりをしました。
でも、「次回作(商業映画)で石川はどんな役で出そうか」という話を良くするので、完全に無視することができなかったのです。
榊英雄から裸の自画撮り要求

監督とキャストという関係上完全に無視することが出来ず、たまに榊英雄監督が寝ているであろう時間を狙って「今なら大丈夫ですけど」と返事をし、返事がないとホッとしました。
性行為がしたくなかったのでそう対処していたんだと思います。
とにかく連絡が来て、どうやって断ろうかと考えることが苦痛でした。
また、裸の写真や動画を送れとしつこく言われ続けることがありました。
断っても断っても送るまで要求され、数回送ってしまいました。
今以上に芝居をする上で作品に関わっていくには、こういうことを芝居以上にがんばらなければいけないのだろうと思った石川優実さんは、長くは続けられないと思い、芝居を頑張るのをやめようと思いました。
2016年『週刊大衆』で榊英雄強姦致傷と報道されていた

高畑裕太さんが性暴力で捕まった時、榊英雄監督はテレビドラマ「侠飯~おとこめし~」の撮影中でした。
「侠飯~おとこめし~」へは高畑裕太さんが出演予定で撮影も終わっていました。
ちょうどその頃、石川優実さんが出演した「裸の劇団~いきり立つ欲望~」が新宿テアトルで上演され舞台挨拶がありました。
楽屋で捕まった高畑裕太さんの話をしながら「ああいうのは絶対にやったって言っちゃだめなんだよ」と言っていたんです。
高畑裕太さんが捕まった後に、『週刊大衆』からこんな記事が出ています。

なのに榊英雄監督は何もなかったかのように2022年3月まで野放しにされてきたんです。
こうして週刊誌が取り上げられても、今回のように映画が公開中止になることがなければ、被害女性が何を言ってもなかったことにされていたかと思うとゾッとしますね。
まとめ|石川優実が榊英雄からの性被害を告発!改心したと騙し監督・俳優として活動していた

女性への性的な行為を強要したとして榊英雄監督の映画「蜜月」が公開中止となりました。
榊英雄監督のそのような行為は今に始まったことではなく、2016年には一度「週刊大衆」が報じています。
高畑裕太さんが捕まった時には「やったって絶対言っちゃダメだよ」と自分が認めなければ女性も同意の上だったということで穏便に済ませるとでも思ってるような発言に腹が立ちます。
今回は長期に渡り犯罪行為をしてきたにもかかわらず、野放しになっていた榊英雄監督の性被害の実態をお伝えしました。
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