七五三のお参りも無事に済んで一安心。
と思いきや、ご祈祷を受けたときにいただいたお守り。

もらったのはいいけど、これってどうしたらいいの?
と悩む人も多いのではないでしょうか?
神社からいただいたものなので、取り扱いに注意したいですよね。
そこで今回は、
- 七五三のお守りは、そもそもどこに付けるの?
- いつ返納するの?
- 返納するにはどうしたらいいの?
- もらったお守り、処分しかなったらどうなるの?
などを解決していきます!
七五三のお守りをつける場所

七五三のお参りでいただいたお守りは、ご祈祷を受けた子どもの安全を守るために、普段から持ち歩くのがよいとされています。
満年齢でのご祈祷なら、保育園や小学校に通っている時期だと思いますので、指定のバッグやランドセルにつけておくとよいです。
3歳の時点ではまだ自分でものを持ち歩くという時期ではないので、子どもの持ち物に付けてママが持ち歩くといった形でも構いません。
お札と違って、お守りに関してはできるだけ子どもの近くに置いておくのがベストだと言えるでしょう。
七五三のお守りを返納する時期

では、七五三のお参りでいただいたお守りは、いつ返納するのがいいのでしょうか?
基本的にお守りの効力は期限があり、1年間を目安に取り替えるものとされています。
神道は新しいものに強く力が宿り、古くなったらその都度新しいものに替えていくという考えがあるのです。
なので、11月頃に七五三のご祈祷を受けたのであれば、翌年の11月頃を目安に神社へ返納がてら参拝しに行くといいでしょう。
きっちり1年後にしないといけないわけではなく、年が明けて初詣の際に持参して返納するといった形でも大丈夫です。
その時にまた新しいお守りをいただいてもいいですし、返納するだけでも問題はありません。
ですが、1年間見守ってくださった神様へのお礼と感謝を伝える意味で、手を合わせてお参りするというのが礼儀なのかなと思います。
七五三のお守りの返納の仕方

七五三のお守りはどのように返納したらいいのでしょうか?
いくつか方法がありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

返納する神社は、基本的にお参りをしたところ以外でもOK。
でも中には、他の神社のものは回収していない所もあるから注意してね!
お正月にお焚き上げ

一番ポピュラーなのがお焚き上げです。
神社で正月飾りなどを燃やしている風景を見たことのある方も多いのではないでしょうか?
お焚き上げとは?

魂や強い思いが宿っていると思われる物を、寺院の僧侶さんや神社の神主さんに供養・焼却してもらうこと
お炊き上げしてもらえるものの例として、
- 仏壇
- 神棚
- お守り
- お札
- 破魔矢
- 写真
- 人形
- 手紙
などがあります。
寺院や神社には、『古札所』や『古神札奉納所』といわれる古くなったお守りなどを収める場所があり、例年12月〜1月にかけて境内に設置されます。
小さい神社では設置されない場合もあるので直接確認してみましょう。
小正月のどんど焼き

お焚き上げの一種でどんどん焼きというものがあります。
どんどん焼きは毎年の小正月(1月15日)に行う神社が多いようです。
どんど焼きとは

竹や木の棒でどんどやというやぐらを組み、その中に門松などの正月飾りや粗末にできないものを一緒に入れて焼き、その日や煙に当たって厄除けをする儀式
地域によっては、残り火で木の枝などに刺したお餅やお団子を食べるところもあるようです。
自分で処分する

神社に返納するのではなく自分で処分するのであれば、最低限のお清めはしましょう。
半紙などの白い紙の上にお守りを置いて、その上からぱらぱらと塩を振りかけそのまま紙に包みます。
やり方としては簡単ですが、縁起物なので丁寧に扱いたいですよね。
七五三のお守りを処分しないとどうなる?

七五三のお守りは絶対に返納しないといけないのでしょうか?
もし返納せず、ずっと持っていたらどうなっちゃうの?と気になりますよね。
一般的に1年を目安に返納するものとされていますが、必ずしも返納・処分しないといけないわけではありません。
七五三のお守りなどは子供の健康や成長を願う縁起物なので、返納せず持っていたいと思うならずっと持っていても構わないのです。
返納しなかったからといって災いが起きるようなことはありませんのでご安心を。
せっかくいただいたお守り、やっぱり大切に持ち続けたいと思いますよね。
実は七五三がめんどくさい…やらなきゃだめ?

お子様の健やかな成長をお祝いする七五三。
おめでたい行事ということはわかっていても、親戚との調整や着物や食事会の手配など、やることが沢山!!
正直めんどくさいと思ってしまっても仕方がありません。
祈祷はせずに参拝だけ…いやいや何もしないじゃだめなの?
ということで、よその家族はどうなのでしょうか?
こちらの記事でまとめています。
まとめ|どうする!?七五三のお守り

授与品には、子どもの健康を願い、災いから守ってくれるように願いが込められています。
ご家庭のタイミングで返納し、その際に感謝の気持ちを忘れずにきちんとした手順や方法で行うことが大切です。
必ず返納しないといけないということではなく、大切に持ち続けても大丈夫です。
その場合は、いただいた神社に感謝の気持ちとして参拝するといいと思いますよ。
これから七五三を迎える方は、ぜひ参考にしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。